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vol.

014

SEPTEMBER
2016

vol.014 / 往復書簡

伊賀大介(スタイリスト) × 戌井昭人(作家/鉄割)

東京を舞台に、日々の想いを交換するふたり

2

第 2 通 戌井昭人→伊賀大介

2016.09.28

伊賀くん、ご無沙汰です。元気でやってます。今回から、よろしくお願いします。自分も、伊賀君と酒を飲んでると、小学生時代に駄菓子屋とかで駄弁っていた友達と、そのまま大きくなって、今度は酒飲んで駄弁っているみたいな感じになれて、本当に楽しいのです。今後の人生も、お付き合いよろしくお願いします。
さて、自分は、朝から九段下の千代田区役所内にある図書館に行って、書き物作業して、食堂でサンマの蒲焼丼食って、歩いて神田に行って、ガード下の作業カフェというのか、電源とドリンクバーあるところで、書き物作業の続きをやってました。
その合間に、これを書いたりしています。
家でやるよりも、図書館とか作業スペースみたいなところでやる方が、まわりが一生懸命、勉強したり、仕事をしてるから、「自分もやらなくては」となるんです。家だと余計なことばかりしてしまいます。
伊賀くんは、どこで作業したり、ひとりで思案したりしてますか? やっぱ、新宿の喫茶店とかでしょうか? ちなみに自分、飲むものは決まってないです。
でもって帰りは神保町まで歩いて、餃子を食べて帰って来ました。12個セットです。餃子は、ご褒美みたいなもんです。
伊賀くんは、自分ご褒美で、なにか食うものはなにかあります?
好きな街で、作業して、帰り、うろうろするのが最近の喜びです。
午前十時の映画祭、良いですね。「生きる」で、しんみりした後、どこかで「社長シリーズ」ってのも良いよ。
伊賀くん、社長シリーズ好き? ちなみに、森繁久彌、小林桂樹、三木のり平、フランキー堺の中で好みは誰でしょうか?

  • 戌井昭人

    1971年、東京世田谷生まれ、調布育ち。変テコなパフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」で、脚本書いたり出演したり。小説を書いています。『すっぽん心中』(新潮社)で川端康成文学賞をいただきました。『俳優・亀岡拓次』が映画になりました。今後も、いろいろ書いていきますので、どうぞよろしくお願いします。

次回更新は10月5日を予定しています